実績と絆

【行田市のお葬式】たくさんの笑顔を乗せてきた名物運転手、永遠の旅路へ

2021年3月9日

人の数だけ葬儀があるように、全く同じ葬儀などありません。葬儀の本質をしっかりと捉えつつ、その人らしさ溢れるオンリーワンの葬儀を、家族の方と共に創造していくことこそ、まさに心を紡ぐ葬儀であると考えます。今回は、市内の観光バス会社に運転手として長年勤めたU氏のお葬式エピソードをご紹介します。

常に皆のためにハンドルを握っていたU氏

U氏は、市内の観光バス会社「K社」にて長年にわたり運転手を勤めていた方でした。75歳で実り多き生涯に幕をお下したU氏は、お亡くなりになる数年前まで現役の運転手でした。たくさんの友人や仲間にも恵まれ、綺麗な景色や美味しいものを見つけるたびに、「皆に教えなければ」と笑みをこぼし、時間ができると多くの仲間を色々な観光地へと案内して、各地で笑顔の花を咲かせていたそうです。

 

そんなU氏の生花祭壇は、「深緑、緑、黄緑、黄色」の4色のグラデーションで仕上げました。これは長年運転手として勤めた「K社」のイメージカラーでもあり、多くの行田市民の方がこの色のバスを目にしたことがあるでしょう。

 

そして、祭壇の両側には「K社」のバスが印刷されたパネルを飾りました。まさに長年バスの運転手として多くの方々から親しまれたU氏らしい祭壇となりました。

 

告別式の花入れの際は、白菊の他に「K社」イメージカラーの花が棺の中に沢山入れられ、最後は祭壇に飾ったバスのパネルも家族の手により棺の中に入れられました。

 

出棺後、霊柩車にて行田市火葬場へ向かう途中、K社の本社前を通過の際には、多くのK社の社員の方々が道路沿いに並び、手を合わせながらU氏をお見送りされていました。常に「皆のために」とハンドルを握っていたU氏。永遠の旅路へは運転手としてではなかったですが、沢山のご縁のある方々に見送られ旅立っていかれました。

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