【社長コラム】積水を千仞の谷に決するは形なり

孫子は組織に勢いをもたせよ、と繰り返し唱える。
その勢いがあるさまを
積水を千仞（せんじん）の谷に決するは形なり
と例えている。
ダムの水のように満々と貯えた水が、一気に深い谷底へ落ちていく有様を表しているのだが
大事なのは最後、「形なり」と結んでいる。
つまり、勢いをつくりだすために組織の形、つまり体制を日頃つくっておけ、と言っている。
ビジネスでいうなら、成長を促す仕組みを組織につくれ、ということだろう。
この仕組みづくりこそ、社長の仕事なのだが
ちょうど今、自分の会社がその踊り場になっていて、
仕組みづくりに取り組んでいる。
なかなか思うようにいかないのだが
どの企業もある時期乗り越えないといけない壁なので
何としても突破したいと思っている。
ちなみに、この「積水」を使って社名にしたのが、積水グループ。
当時の社長の固い決意と理想を伺い知ることができる。

株式会社ヨコカワ 横川英士
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