【社長コラム】兵は拙速をきくも 未だ功の久しきをみざるなり

あふれる情報を前にしてあれこれ思い患うことが多い。
間違った選択も許されない、対応を完璧にしなくてはと、力を入れたため、機を逃すこともあった。
特に、これまで真剣に取り組んでいた事柄になると、その切り替えの決断に時間がかかる。
急速に変化する市場に、会社の体制を変えるときが今であり、
しかもその答えとなるカタチも理解しているつもりなのだが、スタートが切りだせない。
兵は拙速（せっそく）をきく 未だ 功の久しきをみざるなり
戦いは、拙（まず）くてもいいから 速やかにチャンスをとらえて仕上げよ。
長引いてうまくいった試しはない、と孫子は言っている。
ちょっと前の楽天の経営スローガンは「スピード！スピード！スピード！」だった。
とにかく一つでもいいから、失敗してもいいから、すぐに始めることが
今の自分に最も必要なことなのだと実感している。

株式会社ヨコカワ 横川英士
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