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《社長コラム》お墓にとらわれない、新しい供養のカタチ

2014年5月14日
《社長コラム》お墓にとらわれない、新しい供養のカタチ

毎月開催している、葬儀の無料相談会。
すでに通算100回を超え、
おかげさまで、毎回大勢の方が見学や相談、そして入会に訪れてくれるようになりました。

葬儀の相談――といっても内容は多岐にわたります。
そこで皆さんがどんなことに不安不満があるのか、
むしろ私たちスタッフが学ぶことも多くあります。

そんななかで最近よく寄せる相談が
「お墓がない」
「お墓を継いでくれる人がいない」
ということだ。

背景には、
独身者や子どものいない家庭の人たちからの「
お墓を継承する人がいない」という理由や、
子どもがいてもお墓の管理で迷惑をかけたくないと考える人、
お寺や仏教に不信感を持っている人などがあげられる。
それまで
亡くなる → お墓に入る
という自動的な「常識」が
すでにシステム疲労を起こしているのかもしれない。

最近はそうした『システムに乗っかれない人たち』
『システムの受入を拒否している人たち』が、
従来の家墓に入らない自由な供養方法を選び始めている。
いわゆる
「○○家之墓」
といった先祖伝来の家の墓に入ることにこだわらず、
自分にあった「供養方法」が人気をよんでいるからだ。

それでは、こうした
「お墓に入いれない、入りたくない」
人たちは、実際にはどんな「供養」を選び選択しているのか…
いくつかの事例を紹介すると・・・

①合祀墓所・納骨堂
もっとも多いのが墓地を管理する寺院と契約し、
不特定多数の人たちと一緒の墓に埋葬される「合祀(合葬)墓所」。
さらには埋葬もせずに
施設内のロッカー型の区画に遺骨を収める「納骨堂」だ。
いずれも回忌供養のお布施を先払いしておくため、
寺院が管理してくれるうえに無縁仏になる心配はない。

②散 骨
最近増えつつあるのが
海や山、木の根元や思い出深い土地に
散骨(砕いた骨を撒く)する自然葬だ。
都道府県が管理する霊園が募集した「樹木葬」に
申込みが殺到したニュースが新しい。
散骨をする理由には、
「自然に還りたい」
「きれいにいなくなりたい」
という本人の意思が最も多いが、
田舎や遠方の墓を撤収するときに、
埋葬されていた遺骨を撒いて整理してしまう
「墓払い」
として行うこともある。

③手元供養
従来のお墓だと遠くてお参りにいけない…
散骨を行ったが故人を偲ぶものを残したい…
家に仏壇を置く場所がない…
といった理由から人気なのが手元供養。
遺骨の一部を小さな骨壷などに納め、
コンパクトにすることで身近に置く方法だ。
さらに身につけることで、
故人を身近に感じていたいと、
ペンダントやダイヤモンドに加工する人もいる。

彼岸や盆、また命日の日、
墓前に花や線香を供え、
静かに手を合わせる―――
昔ながらの日本の墓参りの風景が、
今後は変わっていくのかもしれない。
自分や自分の家族をどう供養するのかは
もちろんそれは自由だ。
しかし、様々な価値観や家族形成の変化などで
選択肢は増えつつあるが、
自分自身のため、
そして残されて供養する家族のためにも
何が最も適しているのかを、
正しい情報を入手のもと、
事前に考えたり家族で話し合うことが大事であろう。

次回開催される『ぎょうだ終活大学』では、
紹介した新しい供養方法の事実や費用など、
散骨の様子を映したビデオや
手元供養品の実物を展示しながら、
わかりやすく解説する。
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ぎょうだ終活(しゅうかつ)大学
第4回講座
『イマドキの供養 ~新しい供養のカタチ~』

平成26年5月31日(土)
午後2時から3時
家族葬専用式場ファミール行田〔駅前ハウス〕
申込み・問合せ/℡048-556-2256

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株式会社ヨコカワ
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