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【社長コラム】この翁白頭、真に憐れむべし

2019年2月10日
【社長コラム】この翁白頭、真に憐れむべし

最近、同級生の親のお葬式を請け賜ることが多くなった。
今夜の通夜もそうだし、
夕刻にも連絡を受け病院へ向かった。
いよいよ自分たちも親を見送る年齢に達したのだなと実感する。
自分の両親は健在だが、
大きな病気を経験し、かつての溌剌とした姿はない。
気が付けば半世紀も生きてきた。
かつて街中を自転車で走りまわり
大人たちへいたずらばかりしていた紅顔の少年たちも
白髪交じりの頭になりながら、親の介護や看取りをするようになっている。
そう思ったら中国は唐時代の漢詩の一文を思いだした。
「年々歳々 花あい似たり、歳々年々 人同じからず」で有名な劉希夷の作だ。
言を寄す 全盛の紅顔子/今を盛りの紅顔の少年たちに一言申す
まさに憐れむべし 半死の白髪翁を/死にぞこないの白髪の老人を憐れんでくれ
この翁白頭 真に憐れむべし/ここにいる老人を本当に憐れんでほしい
これ 昔紅顔の美少年/私もかつては、君たちのように紅顔の美少年だった
公子王孫 芳樹のもと/その頃は貴婦人と連れ立って、香りのよい花の木の下で
清歌妙舞 落花の前/清らかな歌を歌い、舞を踊り、落花の前で青春を楽しんだ
どの時代、洋の東西問わず
老いの悲しさ、時の流れのはかなさは変わらないのだなと思う。

株式会社ヨコカワ 横川英士
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