【社長コラム】怒は 喜びにかえる可き

実は自分は短気である。
イライラしたり
つい語尾が強くなってしまうこともしばしば。
もちろん人と波風立てたくないし
結果いいことにならないことは分かっているのだが
歳を重ねてから、沸騰が早まるようになった。
今日もそんな場面があり
隣にいた社員から
「イラついているのが伝わりヒヤヒヤした」
と忠告されてしまった。
先方に対しても、一緒にいる社員にも
不安を与えてしまったのでは経営者失格である。
古人も心中の怒りを外にだしたら取返しがつかないぞと戒めている。
将は 憤りをもって 戦いを致すべからず
利に合いて動き 利に合わざれば止む
怒は以って喜びにかえる可く
憤りを以って悦びにかえる可きも
亡国は もってまた存ず可らず
死者は もってまた生く可からず
怒り・憤りは一時的なもので、時が経てば喜びに変わる。
いったん滅びた国は 再び存在することはない
いったん死んだ者が 生き返ることは不可能である・・・
どうやら昔の人も怒りの感情に走り
国を亡ぼしたり、人間関係を壊してしまったりしたことが多々あったようだ。
時間を使って、怒りを喜びに変える・・・
まだまだ自分には徳が足りないと、猛省する毎日である。

株式会社ヨコカワ 横川英士
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