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お葬式と終活の豆知識

埼玉県熊谷市のお葬式|「御霊前」と「御仏前」の違いって知ってる?お通夜に持参する香典袋の書き方

2021年11月4日

香典は不祝儀袋に包むものですが、宗派によって種類が異なる場合があり、突然の訃報に際して失礼のないように、基本的なマナーをいま一度、確認しておきましょう。

宗教別・香典袋の種類と表書き

仏教(一般的)のお通夜・「御霊前」

仏教では、人は亡くなると「霊」として存在し、亡くなってから49日目に成仏して「仏」になると考えられています。そのため、お通夜や告別式で持参する場合は、「御霊前」を使用するのが一般的。そして、49日の法要を過ぎてからは、「御仏前」を使用します。

香典袋の外包みは白無地が基本ですが、蓮の花の印刷や透かし柄が入ったものもあります。蓮の花模様の不祝儀袋は仏式専用です。他の宗教では使わないように注意しましょう。

浄土真宗などのお通夜・告別式・「御仏前」

「御霊前」は、ほとんどの宗教・宗派で共通して使える表書きですが、「浄土真宗」や「真宗大谷派」といった「真宗系」の宗派の場合には、お通夜や告別式の段階でも「御仏前」を使います。

喪家側が仏教とだけ分かっており、宗派までは把握していない場合は「御香典(おこうでん)」を用いることが多いでしょう。「御香典」とは、「お香の代わりにお供えするもの」という意味を持つため、仏式の葬儀であれば宗派を問わず使えるのが特徴です。

キリスト教は「御花料(おはなりょう)」

キリスト教葬では、宗派に限らず「御花料」が基本的な表書きです。カトリックでは、「御ミサ料」も使用します。また、キリスト教のなかでもプロテスタントでは「御霊前」を使うと失礼にあたることがあります。外包みは白無地の封筒、または十字架か白百合が印刷されたものを用意しましょう。(カトリック・プロテスタントどちらにも使えます。)

神式は「玉串料(たまぐしりょう)」

神式では、「玉串料」「御榊料(おさかきりょう)」が一般的です。しかし、「御霊前」でもマナー違反にはあたりません。神式の場合、外包みは白無地を使います。

 

無宗教の場合は?

最近増えている無宗教式のお葬式で香典を持参する場合も「御霊前」で通じるでしょう。

 

>>>御霊前についてはこちらで詳しく説明しています!

「御霊前」とは?|基礎知識やマナー、金額など

 

香典袋の水引(みずひき)の意味・色の選び方

水引とは?

香典袋の特徴として挙げられる「水引」。お悔やみごとの結び方は、「二度と繰り返すことのないように」と固く結ばれた「結び切り」を使います。

 

仏式・神式では、黒白あるいは双銀(銀一色)の水引となります。また、神式では双白(白一色)も一般的です。仏式での法事のほか、関西の一部地域では、黄白の水引が用いられる場合があります。キリスト教では水引は不要です。

 

水引の色の選び方

水引の色は香典の金額によって異なる場合があります。

・5,000円程度までなら印刷されたもの

・10,000円以上なら実際に水引が付いたもの

を一般的に使用します。双銀は目安としては30,000円以上の場合、それ以下では黒白が一般的です。

 

香典袋の外包みと内包みの書き方と注意点

外包みには薄墨の筆書きで氏名を書く

場所は、水引のちょうど真下あたり、筆書きや筆ペンでフルネームを記載します。薄墨色で書くのが正式な形で、涙で文字がにじむことに由来しているという説も。ただし、薄墨が用意できない場合は、普通の筆ペンでも許容範囲内です。

 

会社関連で社名を添えるときは、まず名前を中央、つまり水引の真下に書き、その右に小さく社名を記します。会社やグループなど複数人で連名にする場合は、右から目上の人間の名前が来るように書いていきましょう。上位、下位の区別がない間柄の場合は五十音順での記入でかまいません。また、4名以上の場合は、代表者の名前のみを書いてその左下に小さく「外一同」と加えます。

 

外包みには薄墨の筆書きで氏名を書く

水引のちょうど真下あたりに、筆書きや筆ペンでフルネームを記載します。正式な形としては、薄墨色を使用して書きます。(涙で文字がにじむことに由来しているという説も。)薄墨が用意できない場合は、普通の筆ペンでも許容範囲内です。

会社関連で社名を添える場合

まずは名前を中央、つまり水引の真下に書き、その右に小さく社名を記します。会社やグループなど複数人で連名にする場合は、右から目上の人の名前が来るように書きましょう。区別がない間柄の場合は、五十音順での記入で大丈夫です。また、4名以上の場合は、代表者の名前のみを書いてその左下に小さく「外一同」と加えます。

 

中包みには金額と住所・氏名を読みやすく書く

お札を入れる中包み(中袋)には、表に金額・裏に住所と氏名をはっきり分かるように書きましょう。正式な形としては、筆を使用します。しかし、筆がない場合は黒インクであればペンなどでも問題ないでしょう。住所や氏名は省略せず、郵便番号までしっかりと書いておきましょう。
金額は、漢数字で記入します。算用数字で書く人も増えましたが、正式には「壱、参、伍、仟、萬」など、漢数字を使うものとされています。

お通夜に持参する香典の金額の注意点

香典の金額に、「4」「9」はタブーです。割り切れるという言葉が「縁を切る」という意味を連想させることから、偶数も避けるのが一般的です。しかし、2,000円、20,000円は例外とされます。

 

もし金額で迷った場合は多めに包むと後悔がありません。仮に、金額が少なかったと後で気づいた場合、追加してお渡しするのは「不幸を繰り返す」ことを連想させてしまい、マナー違反になるからです。

香典の相場は故人との関係性によって変わる

一般的な香典の相場は、親の場合50,000円~100,000円、兄弟は30,000円~50,000円、それ以外の親戚は10,000円といわれています。友人や会社関係だと、5,000円〜が相場とされることが多いようですが、日頃の付き合いなどを考慮して決めるのがよいでしょう。

>>>香典の相場についてはこちら!

年齢と故人との関係性で変わる!|年齢×関係性別の香典の相場

 

お札の入れ方と新札しかない場合の対処法

香典袋に入れるお札は、基本的に新札以外を使用します。しかし、皺がよりすぎているのも失礼にあたるため、なるべく綺麗な物を選びましょう。まっさらなお札しかない場合は、真ん中に折り目を入れるなどしておくといいでしょう。

 

お札は、表書きに対して、人物が描かれた面が裏になるように揃えて人物を下向きにして入れます。「顔を伏せる」という意味を持ちます。

 

中包み(中袋)を入れたら裏側を先に下を折り、上側をかぶせます。慶事とは逆になるので注意しましょう。その後、水引をかけ、弔事用のふくさなどに包んで持って行きます。

 

いざというときのために、宗教や宗派によって違いがあるお香典のマナーを覚えておくのはいいかもしれませんね。また、不祝儀袋やふくさなどを一通り手元に用意しておくと安心でしょう。

 

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