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お葬式と終活の豆知識

「御霊前」とは?|基礎知識やマナー、金額など

2021年9月24日

お通夜や葬儀・告別式に参列する際、香典袋の表書に迷うことはありませんか?今回は、「御霊前」について使う場面や金額、マナーをご紹介していきます。

「御霊前」とは

埼玉県熊谷市 御霊前とは

「御霊前」とは故人を敬い霊前を丁寧にいった言葉のこと。霊前とは「故人(死者)の魂の前、祀る場所(祭壇など)の前」のことを指します。

 

御霊前は「亡くなった方の霊魂の前に供えるもの」という意味です。故人は亡くなってから四十九日間は霊魂の状態になっていると考えられています。仏になる前の霊魂にお供えするので「霊」という言葉が入っているのです。

 

そのため、亡くなった方に供える供物や供花、香典など、四十九日よりも前にお供えする場合には御霊前を使います。そして、四十九日を過ぎたあとの法要では、「御仏前」を使うのです。

 

宗派が不明なときは「御香典」を使用します

参列する葬儀の宗派がわからないときは、通夜・葬儀(告別式)・四十九日法要のいずれも「御香典」の香典袋でかまいません。

 

仏教徒の通夜・葬儀(告別式)では、一般的には「御霊前」、浄土真宗と分かっていれば「御仏前」、心配な場合は「御香典」と判断すれば、失礼にはならないでしょう。

 

「御霊前」の香典袋の選び方

水引の色で選ぶ

水引の色は全国的には白黒が一般的ですが、関西などの一部の地域では法要の際に黄色と白の水引を使うという場合もあります。

宗派によって選ぶ

仏教
・無地あるいは蓮の花が薄墨で描かれているもの
・白黒や双銀の水引が掛けられている
・関西では黄白の水引の不祝儀袋を用意することもある神道
・無地のもの
・白黒や双銀の水引が掛けられている
・地域によって黄白の水引の不祝儀袋を用意することもある
※蓮の花が薄墨で描かれているものは仏教の香典袋であるため選びません。
キリスト教
・無地または十字架や百合の花が描かれた袋
※水引が掛けられているものは避けます。無宗教
・無地のもの
・白黒や双銀の水引が掛けられている
※無宗教の場合は香典袋の縛りはないとされますが、上記の香典袋が一般的です。

金額によって選ぶ

香典袋には金額に見合った装飾というものがあります。少額な香典に豪華な不祝儀袋では不釣り合いです。特に水引がポイントになります。大概は商品パッケージに推奨金額が書かれているので、確認してから購入するといいでしょう。

[香典額と袋の仕様]

・3,000~5,000円:水引が印刷されたもの
・10,000~30,000円:白黒の水引がついたもの
・50,000円以上:双銀の水引がついたもの

「御霊前(御香典)」を渡すときのマナー

書き方

使用するペンの種類
・外袋には黒い薄墨の筆ペンを使用する
急なことで濃い墨を用意できなかった、涙で薄まったという意味が薄墨には込められています。

・中袋には筆ペンか黒のインクペンを使用する
黒であっても、ボールペンは失礼にあたるため避けましょう。

 

外袋の書き方
・名前は下部分の中央に記入する
※表書きが印刷されている香典袋は、名前だけ記入する

・表書きは水引の上の部分の中央に記入する

個人で参列するときはフルネーム、複数名で参列し連名で包むときは、目上の人を中心に記載。4名以上のときは、は所属する会社やグループ名に「一同」をつけてください。

 

夫婦で参列するときは、一般的に夫の名前だけを書きますが、夫婦ともに故人と仲が良かった場合は夫の名前の左側に妻の名前を書くようにしましょう。

 

中袋の書き方
・表面には金額を記入する
簡単には改ざんできないように旧字体(旧漢字)を使って書くのがマナー。
香典袋に横書きで金額を書く欄がある場合は、算用数字・アラビア数字で書きましょう。
・裏面には住所と氏名を記入する
連名の場合は別紙に記入し、中袋に同封。

 

中袋がないときの書き方
・外袋の裏側に、金額と住所と氏名を記入する
香典袋は不幸が重ならないように、中袋をつけないものもあります。

 

名前に関しては手書きが望ましいですが、表書きは印刷しても問題ありません。印刷するときはワードやエクセルなどのソフトを使ったり、筆王や筆まめなどのソフトを使ったりすると良いでしょう。フォントは毛筆に近いものを選ぶのがポイントです。

 

金額

金額の相場は、故人との関係や年齢によって変動します。親戚なら10,000〜100,000円、友人・会社の同僚なら5,000〜10,000円が相場でしょう。

 

香典は気持ちなので無理して高い金額を包む必要はありません。弔意を伝えることを前提に用意しましょう。

 

包み方・渡し方

お札

・お札の向きを揃える
・新札はNG(一度折り目をつける)
・表面を向けて香典袋を開けたときにお札の裏(人物がいない方)が見えるように入れる

 

包み方
・香典袋を裏から見たときに、三つ折りの上がかぶさっている状態にする
※結婚式とは反対の折り方で、悲しみを下に流すという意味があります。

 

手渡し方

・袱紗に包んで持っていくのがマナー

・袱紗から取り出し、袱紗はたたんで香典袋の下に添える

・手渡す際に香典袋を回転させて、相手から見て正面になるようにする

・言葉はなくても失礼にはならないが、お悔やみの言葉があってもよい

 

郵送での渡し方

・送り先は喪主の自宅

・現金書留で送る

・お悔やみの言葉と参列できず申し訳がない、という気持ちを書いた手紙を添える

 

お悔みごとはいつも突然訪れるからこそ、マナーやルールを押さえて故人を思う気持ちを表したいですよね。ご遺族に失礼のないよう、「御霊前」の渡し方も合わせて押さえておくといいでしょう。


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