• Home
  • ファミールブログ

ファミールブログ

【社長コラム】業界展示会に行ってきました

2016年7月6日
【社長コラム】業界展示会に行ってきました

葬儀屋さんのための展示会 フューネラルビジネスフェア2016 に行ってきました。
新商品・新システムの見識を広めるのと、
新たな関連企業さんとの接点づくりが目的ですが、
ここでは個人的に展示会で感じた所感を書いてみようと思います。
IMG_0054
20回目となるフューネラルビジネスフェアも
その歴史を辿ると「葬儀の価値・カタチ」の変容を知ることができます。
自宅葬から会館葬、そして家族葬への移行が10年前。
さらにお葬式の意義が失われ「終活」という言葉が生まれると
今までなかった業界からサービス・商品が入ってきたのがここ最近。

今回の展示会に参加してみても
業界の変化を伝えるいくつかのキーワードが目に入ってきました。
団塊世代のリードによる葬送意識変容の加速
葬送儀礼の簡素化・個葬化
葬送プロセスの意義・目的の喪失
葬送儀礼の本質の訴求
無縁時代の絆づくり
多死社会(2040年、死亡者数167万人)
・・・エトセトラ
IMG_0055
そして社会の変化、業界の変貌に待ったなしで向き合わざるえない私たち葬儀屋が
必死に体制をつくってきた痕跡、そして直近の姿を
この展示会で垣間見ることができます。

一部を取り上げてみても・・・
葬儀施行に、より高度な付加価値と多様性、
消費者ニーズに応える商品&商材ラインアップ
高品質な式場設備の充実と出店戦略
墓石・仏具・供養品等の周辺展開
葬儀施行サービスコンセプトの構築
人手不足下の職場環境づくり
ITシステムを導入したバックオフィス
地場産業としてのポジショニング
…エトセトラ
IMG_0053
こうして、かつて自宅に白黒幕を張巡らせて祭壇を組み立ていった葬儀屋家業も
ライフエンディングサービスと、かっこよくカタカナ産業に変わり、
女性や新卒者が活躍する業界へと成長(?)しました。
それを裏付けるように
かつては「業界で唯一、最大の展示会」と謳っていたこのフェアに対し
昨年から、別団体が主催する別の展示会が並ぶようになり、
いまや葬儀を取り巻く業界も「ニッチ産業」ではなくなったきたことを証明していることが、
なんとも皮肉にも思えます。
IMG_0052
振り返って自分の会社ことを言えば
「わが社は、ライフエンディングサービス会社である!」と息巻く気はなく、
まだまだ「街の親切な葬儀社さん」でいいと思っています。
そんな志の低さが、将来的に会社の成長に支障をきたすかもしれないが、
葬儀業界の荒波にのまれ転覆しないよう、自分なりに必死に舵を握っていくつもりだ。

幸いに誠実で真面目な社員に恵まれ、
地元でも高い信頼と、応援してくれる会員さんもたくさん増えた。
今回も新たな発見やヒントをもらえた展示会。
これを会社に持ち帰り、昇華することで
消費者の方に喜ばれるサービスと
働きやすい職場環境に還元していきたいと思っている。

※ ※ ※ ※ ※
株式会社ヨコカワ
行田セレモニー
家族葬専門ファミール
お葬式のヨコカワ通信
行田の美味しい店紹介
行田のお寺を訪ねて


閉じる